一日に何度も繰り返される階段の往復、2時間にもわたる会議、間断なくある電話対応や面接とかなりハードな生活です。この生活状況と年齢、性別などから、一日に必要なエネルギー量を計算したところ、必要エネルギー量は2241kcalでした。
この日に実際に摂取されているエネルギーは1512kcalなので、エネルギー不足になっています。現在のBMIは20.1で、やや痩せ気味からちょうど良い程度の体格となっています。今の食事のままだと、徐々にやせていく可能性もありますので、仕事を続けるにも体力が勝負なので、もう少し食事量を増やしても問題ないと思われます。
食事時間を見直してみましょう

食事を摂取する時間が不規則になっており、その食事摂取のバランスも崩れ気味になっています。間食(夕食)のおにぎりは、会議の後ではなく、会議の始まる前に食べることは難しいでしょうか。帰社前に食べているチョコレートは、おやつ感覚で、17時くらいの書類整理の時間帯に入れるのは厳しいでしょうか。
実際の夕食は、遅い時間になるので、量を控えていらっしゃるようですが、野菜の煮物野菜の卵とじ、そうめん、バナナなどであれば、就寝までに2時間以上の余裕があれば、摂取しても問題ないと思われます。逆に、エネルギー、ビタミン、ミネラルなど不足になっている分が補えます。2時にお昼を食べてから、次に食べ物を口にするのが、午後8時半のおにぎりとチョコレート。その間、6時間半も空いています。それよりは午後5時〜6時くらいの間に間食を食べ、その後帰宅してから、ある程度形のある食事をする方が、栄養の消化・吸収のリズムから考えても効率的です。
便秘の改善に食物繊維をもっと食べよう

お悩みのひとつに便秘があります。その原因のひとつに食物繊維不足が考えられます。食物繊維の1日の必要量は20g程度ですが、この日の摂取量は10.6gで、必要量の約半分程度しか摂取できていませんでした。この日の食事では食物繊維が豊富に含まれている海草、豆類などがほとんど摂取されておらず、野菜類の摂取も少ない傾向です。
味噌汁の具にワカメを使う、大豆の煮物を常備菜にする、おやつに水羊羹、あんみつなどの寒天系のものを食べるなど、ちょっとした工夫で食物繊維の摂取を増やすことができます。また、間食に食べているチョコレートをオーツ麦などを原料にしているシリアルバーに変えてみると食物繊維は格段に増えます。
便秘の改善には、腸内の環境を整えることも大切です。ヨーグルトなどの乳酸菌製品、オリゴ糖などは腸内環境を改善するので、食事の中に積極的に取り入れて見ましょう。
疲労感、手のしびれ、腰痛の原因はビタミンB1不足かもしれません

食事量が少ないとエネルギー量の不足と同時にビタミンやミネラルの不足が起こります。この日の食事においても、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6などのエネルギー代謝に関わるビタミンが、全て不足となっていました。鉄は必要量ギリギリ、カルシウムはサプリメントを摂取されているので充足していました。
ビタミンB1は、糖質をエネルギーにかえるために働いており、不足するとエネルギー代謝が滞り、疲労物質が体内に蓄積するようになります。訴えられている症状は、どれもビタミンB1不足により、現れる可能性のあることばかりです。
この日のビタミンB1は、必要量の65%程度しか摂取できていませんでした。ビタミンB1は、豚肉、豆類、酵母、精製されていない穀類などの多く含まれています。これらの食品を積極的に食事の取り入れるように心がけてください。
仕事が忙しくなかなか食事にまで手が回らないような時には、サプリメントを利用するのも、ひとつの方法です。
食事摂取状況から見て、不足となっている栄養素が欠乏症状として身体に現れてきているようです。ビタミンB1と食物繊維を意識して、摂取することができれば、つらい不快な症状は緩和されていくことでしょう。 |