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鉄 |
ヘモグロビンの構成成分となり酸素を体のすみずみに届ける
成人の体内には、男性で約4.0g、女性で約2.4gの鉄が存在しています。体内の鉄の約70%は赤血球中でヘモグロビンの構成成分になり、体のすみずみまで酸素を届ける働きをしています。それ以外は、肝臓や骨髄などに貯蔵鉄として蓄えられています。血液中の鉄が不足すると貯蔵鉄から、血液中に供給される仕組みとなっています。
鉄は、怪我などでの出血や月経などで失われるほか、皮膚や毛髪の落屑の中、便や尿、汗からも微量ですが失われていきます。毎日、失われた分を補給しないと貧血となり、めまいや息切れ、疲れやすくなるなどの症状が現れてきます。特に女性は、月経等で大量に失われていきますので、意識して鉄の多い食品を摂取するようにした方が良いでしょう。
鉄は、もともと吸収率の悪いミネラルです。植物性食品に含まれている非ヘム鉄は、5~10%程度、動物性食品に含まれているヘム鉄ですら、10~20%程度しか吸収率がありません。非ヘム鉄は、ビタミンCとともに摂取すると吸収が良くなるので、ビタミンCとともに食べて吸収率をアップさせましょう。逆に緑茶中のタンニンは、鉄と結合して鉄の吸収を阻害しますので、緑茶は食後ではなく、食間に飲むようにした方が、鉄の吸収には好都合です。
鉄は、どちらか言えば不足しやすいミネラルです。過剰に摂取しすぎると、胃腸障害、肝臓障害、皮膚への鉄の沈着などが起こることがありますが、通常の食事を摂取していれば過剰症になることはありません。
<多く含む食品>
レバー、カツオ、まぐろ、牛肉、アサリ、ハマグリ、シジミ、鶏卵、ほうれん草、小松菜、パセリ、春菊、空豆、ひじき、プルーン、あまのり、ごま、切干大根、煮干、きな粉、あずき、黒砂糖、納豆 など
<食事摂取基準>
鉄の食事摂取基準(mg/日)
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<栄養機能食品(サプリメント)で摂る場合の注意>
サプリメントで摂取する場合の上限は10mg、下限は2.25mgです。それぞれの製品のパッケージに表示してある摂取目安量を守るようにしましょう。
肝臓病等で治療を受けている方は、鉄の摂取を控えなければなりませんので、サプリメントを摂取する場合、必ず主治医に相談するようにして下さい。
一度にたくさんの量を摂取するより、一日に数回に分けて摂取する方がより効果的です。
お茶中のタンニンは鉄の吸収を阻害しますので、サプリメントを飲む場合には、必ず水で、決してお茶では飲まないようにしましょう。





