栄養素の解説 ミネラル  ナトリウム

摂りすぎに気をつけたい

食塩の成分であるナトリウムは、摂りすぎに気をつけなければならないミネラルです。ナトリウムは、体内でカリウム等とともに、体内の水分量が一定に保たれるように働いています。また、神経の興奮を鎮め、他の栄養素の吸収を助ける役割も果たしています。厳しい暑さの中で長時間スポーツをした時や、発熱・嘔吐・下痢などが続いた時などに、体内のナトリウムが失われ、脱力感に襲われたり、筋肉のけいれんなどが見られることがあります。しかし、普通の生活を送っているぶんには、少しの量で必要量を充たすことができるので不足に陥る心配はありません。

それよりも気をつけなればならないのが、摂り過ぎてしまうこと。日本人の食事は、味噌、醤油、漬物、干物などもともと塩分が多く、さらに、加工食品、インスタント食品、スナック菓子なども塩分摂り過ぎに一役かっています。ナトリウムを摂り過ぎると高血圧になり、さらに、心臓病、脳卒中、腎臓病などの生活習慣病の原因となります。健康を保つためには、まずナトリウムを減らした食事を心がけることが大切です。

1日の望ましい食塩の摂取量は、男性で10g未満、女性で8g未満ですが、日本人は平均して一日に10g強の量の食塩を食べています。味付けを薄めにすることを心がける、麺類の汁物は飲み干さず半分でやめる、かけ醤油を減塩醤油にしてみる、インスタント食品は控えるなどを心がけて、今よりも1~2gの食塩を控えてみましょう。


<多く含む食品>
梅干、漬物、干物、塩辛、たらこ、明太子、しらす干し、ウインナー、ハム、佃煮、かまぼこ、ちくわ、マヨネーズ、ケチャップ、ソース、インスタントラーメン、スナック菓子 など


<食事摂取基準>
ナトリウムの食事摂取基準 食塩相当量として(g/日)

  男性 女性
目標量 上限量 目標量 上限量
18~29歳 10未満 - 8未満 -
30~49歳 10未満 - 8未満 -
50~69歳 10未満 - 8未満 -
70歳以上 10未満 - 8未満 -


<栄養機能食品(サプリメント)で摂る場合の注意>
ナトリウムは、どんな食品にも含まれており、通常の食事をしていれば不足することはなく、どちらかと言えば、摂りすぎに注意が必要なミネラルです。そのため、ナトリウムのサプリメントは発売されていません。

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