栄養素の解説 ミネラル  コバルト

ビタミンB12の成分となり、造血作用を助ける

金属としてのコバルトは、16世紀頃発見され、冶金するのが難しかったことを、妖精が魔法をかけたことと見立て、妖精コーボルトを語源として、コバルトと名づけられたといわれています。
栄養素としてのコバルトは、赤いビタミンと呼ばれ、葉酸とともに骨髄内で正常な赤血球を作り出す働きをしている「ビタミンB12」の構成成分となっています。
コバルトが不足していると、ビタミンB12を作れなくなり、ビタミンB12の欠乏症である悪性貧血、めまい、息切れ、手足のしびれ、腰痛、肩こり、神経痛、うつ状態などの症状が起こってきます。

コバルトは、レバー、チーズ、魚介類、肉類などの動物性食品に多く含まれており、これらの食品を日常的に食べている方は、欠乏症を特に心配することはありません。極端に動物性食品を制限しているベジタリアンの方は、コバルト不足を起こしやすいので、注意が必要です。

薬としてコバルトを服用することで、摂り過ぎるとになると、甲状腺機能の低下がみられたり、心臓に負担がかかることがありますが、食品での摂りすぎで過剰症がみられることはありませんので、心配しないでも大丈夫です。


<多く含む食品>
レバー、うなぎ、はまぐり、ひじき、はまぐり、チーズ、干しわらび、納豆、その他魚介類、肉類 など


<食事摂取基準>
食事摂取基準は定められていません。


<栄養機能食品(サプリメント)で摂る場合の注意>
サプリメントで摂取する場合の上限、下限は特に定められていませんが、市販品を使用する場合にはパッケージに表示してある1日の摂取目安量を守って下さい。甲状腺の機能障害を指摘されている方は、服用する時には、必ず医師に相談するようにしてください。サプリメントで摂る場合には、1日分を一度に摂取するより、数回に分けて食後に摂取するのが効果的です。全てをサプリメントに頼るのではなく、普段の食事のバランスに気をつけましょう。

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