栄養素Q&A  栄養素Q&A vol.3

管理栄養士の大場先生がみなさんの質問にお答えします!

Q1
コラーゲンのサプリを取り過ぎたと思ったときに、たまに吹き出物ができます。強いのでしょうか?

A
コラーゲンは、分子量の大きなタンパク質のため、体内でいくつかの消化過程を経て、アミノ酸に分解されてから体内に吸収されます。摂りすぎや胃腸の能力の低下などにより、アミノ酸への分解がスムーズに進まないと、最小の形にならないまま体内に吸収されてしまうとアレルギー反応が起こることがあります。
子供がアレルギーを起こしやすい食品のひとつに、グミキャンディがあります。グミキャンディには、コラーゲンを多く含むゼラチンが材料に使われています。グミキャンディはコラーゲンの含有量が高く、その上、子供は大人よりも消化吸収能力が低いため、アレルギーを起こしやすくなっていると言われています。

サプリとしてコラーゲンを摂取する場合には、パッケージに表示してある規定の量を守るようにしましょう。
市販のものに、コラーゲンペプチドというコラーゲンがある程度、酵素により分解してあるものも販売されています。一般のコラーゲンよりは、消化しやすい形になっているものなので、消化能力が低下していると感じる時には、コラーゲンペプチドの方がお勧めです。


Q2
最近よく見る「飲むコラーゲン」、消化されてしまいそうですが、成分は体に吸収されるのでしょうか?

A
コラーゲンの形のまま、体内に吸収されることはありません。コラーゲンは、タンパク質の一種なので、体内に摂取されると消化酵素により分解され、最終的にアミノ酸の形になり吸収されます。体内に吸収されたアミノ酸は、再び身体を構成しているたんぱく質に作り変えられます。コラーゲンを食べて、体内に吸収されたアミノ酸が、再びコラーゲンに作りかえられる保証はありません。
しかし、実際に、コラーゲンを食べて肌がきれいになったという報告もないわけではありません。コラーゲンがプロリンなどのアミノ酸に分解され、体内に吸収された後、原料となるアミノ酸が豊富なため、コラーゲンを再合成する際に役立っている可能性もあるとの説もあります。しかし、プロリンなどのアミノ酸は、自分の体内で作り変えることができるアミノ酸なので、不足になる心配はあまりありません。
日常的に、タンパク質を十分に摂取していれば、体内で十分にコラーゲンを作り出すことができます。
タンパク質を不足なく摂取しているのであれば、コラーゲンにこだわるより、体内でコラーゲンを合成する時に欠かせないビタミンCに不足に気をつけた方がよいかと思います。

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