栄養素の解説 その他  アスタキサンチン

身体を守る海の恵みの赤い色素

アスタキサンチンは、エビ、カニ、サケ、イクラなどに含まれている赤い色素で、β-カロテンやリコピンなどと同じカロチノイド色素の仲間です。もともとは、ヘマトコッカスという赤い色をしている藻に含まれており、それが食物連鎖で、サケなどの魚介類に取り込まれたために赤い色を持つようになりました。

アスタキサンチンは、他のカロチノイド色素と同様に強い抗酸化作用を持っています。カロチノイド色素の中でも、抗酸化力は強力で、ビタミンEの1000倍もあると言われています。その強い抗酸化力から、アンチエイジング効果、生活習慣病予防効果、免疫力強化で注目を集め、研究が進められています。また、最近では、シミ予防、美白効果を期待して化粧品にも使われています。
また、アスタキサンチンは、体内に吸収されると必要に応じてビタミンAに転換され、目の健康を守り、肌や粘膜の乾燥を防ぐ働きもしています。

アスタキサンチンは、油と一緒に身体に吸収されるタイプなので、油を使った料理をすると吸収率が高まります。しかし、無理に油を使って調理しなくても食事中の脂肪とともに身体に吸収されるので、通常の食事とともに摂取するのが効率的です。

アスタキサンチンの一日の必要量は、2~6mg程度と言われており、これはサケの切り身2切程度を食べれば一日の必要量が満たせます。食品で摂取している場合には、特に過剰症の心配はありません。


<多く含む食品>
サケ、イクラ、すじこ、マス、タイ、キンメダイ、メバル、エビ、カニ など


<食事摂取基準>
食事摂取基準は定められていません。


<サプリメントで摂る場合の注意>
サプリメントで摂取する場合の上限、下限は特に定められていませんが、市販品を使用する場合にはパッケージに表示してある1日の摂取目安量を必ずお守りください。

一般的に一日に必要な量は、2~6mgであるといわれており、それを1日に数回に分けて食事とともに摂取すると吸収率が高まり効果的です。まだ安全性の確約できるデータが揃っていないので、妊娠中、授乳中の方は、摂取を控えた方が良いと思われます。

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