栄養素Q&A  栄養素Q&A vol.9

管理栄養士の大場先生がみなさんの質問にお答えします!

Q
お魚に豊富に含まれているといわれるDHAですが、水銀含有量の多いマグロのニュースや妊婦への摂取制限勧告などを聞くとお魚を食べるのをためらってしまいます。お魚以外で、DHAを豊富に含む食品はありますか?また、水銀など有毒物質含有量の少ないお魚があれば教えてください。

A
魚介類以外でDHAを含む食品には、鶏肉、卵などがあります。しかし、その100g中の含有量は、マグロとろ14.3g、サケ13.0gに対して、鶏もも肉0.9g、卵1.8gしか含まれていません。
水銀は、食物連鎖で濃縮され、次第に含有量が多くなっていきます。そのため、沿岸で獲れる小型魚は水銀の含有量が少なく、遠洋で獲れる大型魚は含有量が高くなっています。妊婦は、厚生労働省が注意を呼びかけている魚類については(下記表参照)、摂取基準を守るようにして下さい。
水銀含有量が少ない魚は、イワシ、アジ、サバ、サンマ、サケなどの小型魚と、アサリ、ハマグリ、シジミなどの貝類、エビ、カニなどの甲殻類があります。マグロの中でも、キバタ、ビンナガ、メジマグロの水銀含有量は少なく、特に注意は必要ないと言われています。
また、サプリメントでDHAを摂取する場合にも、パッケージに記載されている原材料名を見て、注意勧告が出ていない小型魚が原材料であれば、特に心配する必要はないと思われます。

<妊婦が注意すべき魚介類とその摂取量の目安>
摂食量の目安 魚介類
1回約80gとして妊婦は2ヶ月に1回まで
(1週間当たりは10g程度)
バンドウイルカ
1回約80gとして妊婦は2週間に1回まで
(1週間当たり40g程度)
コビレゴンドウ
1回約80gとして妊婦は週に1回まで
(1週間に80g程度)
キンメダイ
メカジキ
クロマグロ
メバチ(メバチマグロ)
ツチクジラ
マッコウクジラ
1回約80gとして妊婦は週に2回まで
(1週間当たり160g程度)
キダイ
マカジキ
ユメカサゴ
ミナミマグロ
ヨシキリザメ
イシイルカ

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