栄養素の解説 その他  テオブロミン

カカオ豆に含まれるリラックス成分

テオブロミンは、アルカロイドの仲間でチョコレートやココアの苦味成分です。カカオの実より発見されたので、神の食べ物という意味であるカカオの学名(テオブロマ Theobroma )に由来してテオブロミンと名づけられました。カカオ豆は、古代には皇室貴族のだけが使う大切な食べ物として扱われていました。

テオブロミンは、化学構造的には、コーヒー豆に含まれているカフェインと似ていますが、カフェインと比べて興奮作用は少なく穏やかです。
テオブロミンには、自律神経を調節してリラックスさせる働きや集中力を高める働きがあります。また、テオブロミンの摂取により、運動時の持久力が向上したという研究報告もなされています。さらに、血管の拡張作用や利尿作用もあるため、医薬品としても使われています。
人間にとって、ココアやチョコレートを日常生活の中で、適量摂取している場合には、特に問題が起ることはありませんが、犬などの動物が摂取すると、テオブロミンを代謝する能力が低いため、脱水症状や心拍数の低下などの中毒症状が起ることがあります。重症の場合には、てんかん様の症状が起り、死に至ります。犬などの動物には、チョコレートやココアは与えないようにしましょう。


<多く含む食品>
ココア、チョコレート


<食事摂取基準>
食事摂取基準は定められていません。


<サプリメントで摂る場合の注意>
サプリメントで摂取する場合の上限、下限は特に定められていませんが、市販品を使用する場合にはパッケージに表示してある1日の摂取目安量を守って下さい。
テオブロミンには、利尿作用や気管支拡張作用などがあるので、これらの薬剤を服用されている方は、医師に相談してから、摂取するようにしてください。


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