野菜と仲良くなろうレシピ

ねぎ

vol.1

ねぎは好き嫌いが大きく分かれる野菜です。子供の頃は大嫌いだったのに、大人になるとねぎが入っていないと物足りなく感じるようになり、いつの間にかねぎ好きに変わっていることも多くみられます。 ねぎは、そばや冷奴の薬味としても使われることが多く、「薬味」の名の通り、殺菌作用や発汗促進作用などさまざまな薬効があります。また、エネルギー産生のもとになるビタミンB1の吸収を高める硫化アリルも多く含まれており、是非とも食べてもらいたい野菜です。

ねぎの嫌いなところとして、食べた時のぐにゃっとした食感、独特の香り、噛み切れない繊維の強さなどをあげる人が多くみられます。独特の香りは、切った後に水にさらすと軽減されます。トッピングに使われている白髪ねぎが、小口切りのねぎよりも香りが少なく感じるのは、切ってから一度水にさらしているからです。繊維の強さが気になるのであれば、繊維に垂直に切る小口切りの方が、縦に切るより繊維の強さが感じにくくなります。また、食べた時のグチャっと崩れる感じを取り除くには、中心部分だけ取り除くか、一度縦に切ってから使うようにするとよいでしょう。例えば、焼き鳥のねぎま串のねぎを筒切りではなく、縦わりに切ったものを使うと、噛んだ時に中から軟らかい部分が飛び出してくる食感が軽減されます。

ねぎにもいくつかの種類があり、緑色の葉の部分を食べる万能ねぎなどの葉ねぎや、主に太い白い部分を食べる根深ねぎや下仁田ねぎ、深谷ねぎなどがあります。種類によって食感も香りも異なりますので、一番食べやすいと感じる品種で挑戦してみるのもよいでしょう。

また、昔からの定番ですが、ねぎ味噌を常備菜として作り、いろいろな料理に利用するのも効果的です。具にねぎ味噌を使ったおにぎりや、ねぎ味噌を塗って焼いたおにぎりは香ばしい風味があり、おいしいです。 ねぎはスープや味噌汁の具としても定番ですが、嫌いな人には、形のまま入っていると厳しいかもしれません。そんな時には、和風であれば、ねぎと里芋のすり流し汁、洋風であればビシソワーズのようにスープにすると、ねぎを知らず知らずに食べることができます。
切り方や調理法などを工夫していろいろな料理に使い、是非ねぎを好きになってもらえればと思っています。

エネルギー 220kcal 塩分 1.7g

ねぎとじゃがいもの冷たいスープ

牛乳や生クリームと合わせることでねぎ独特の匂いを抑え、食感をなくすためにじっくりと煮込んでからピュレー状にしています。
少し濃い目に作ると、ディップのようにパンにつけてマヨネーズ感覚で食べられます。
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今はやりの塩麹は、まろやかな味わいで少し甘みもあり、ねぎの独特の香りを軽減させることができます。グラタンなど、臭いを取り除く働きがある乳製品と組み合わせるのも、嫌い克服の近道です。グチャっとした食感を逆手に、はじめからとろとろに軟らかくしておくという発想もとてもいいと思います。
焼き鶏やねぎま煮、最近ではもつ鍋など、ねぎと相性の良い食材や調理法を使った料理で、美味しく食べることができます。 ねぎは主役にも脇役にもなれる食材です。初めから主役として使って拒否されるよりは、脇役でちょっとずつ活躍していたら主役に抜擢されていたというような流れで、いろいろな料理に工夫して少しずつでもねぎを使い、自然とねぎ好きになってもらればうれしいです。

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