
15〜16世紀の大航海時代。人々は新しい世界を求めて海に出ました。 当時船乗りたちが恐れたのは、歯茎や皮膚から血が出て、ついには死にいたる壊血病でした。 有名な例では、1497年に出航したVasco da Gamaも、163名中100名の乗組員を失い、1519年に世界一周の航海に出発したMagellanも、5隻のうち残ったのは1隻のみ。しかも生存者は18名でした。いずれも、壊血病の発生が主な原因といわれています。
18世紀になると、かんきつ類が壊血病を予防することが発見されました。昔は冷蔵や保存の技術がないため、長い航海では、野菜や果物が食べられないために起こる病気だったのです。 そして20世紀になり、壊血病に効く成分は”ビタミンC”と名づけられ、大量生産できる方法も見つけられます。そして現在、ビタミンCはもっとも身近なビタミンとして定着しています。
ほとんどの哺乳動物は、体内で必要なビタミンCを自ら作り出すことができますが、人間はみずからビタミンCを作り出すことができません。そのため、食事から補わざるを得ません。

「日本人の食事摂取基準2010年版」では、ビタミンCの推奨量は、12歳以上の大人で一日100mg と定めています。
